2023
Apr
26
0
免許失効
先日、娘のETC通行料減額補助の更新のために、市役所の福祉課に行ったときのこと。
職員が、「何か身元を証明できるものを」と言うので、運転免許証を出したところ、「あれ、期限切れていますよ」
「え!」と言って免許証を見ると、ほんとだ。「2023年2月22日まで」と書いてある。
「あ、ほんとですね」と、表面上は動揺を隠したが、内心は完全にショックを受けていた。ガーン、二か月も無免許運転してたんだ。よくつかまらなかったなあ。
手続を終えて、(とても「車で来た」なんて言えなかった)おっかなびっくり事務局まで車で帰った。だって、市役所において帰るわけにもいかないじゃないか。ああ、つかまりませんように。
でも、普通、更新時期にはがきが来るはず。はがきが来たら、家内がきっと気づくはずだが。さっそく家内に電話してみると、「えー、はがき来なかったよ。絶対‼」私と違って、これまで大事な知らせを見逃したことがない家内が言うのだから確かである。
「どうして来なかったんだろう。やっぱりコロナのせいかなあ」「さあ」
しかしそんなことを言っている場合じゃない。一刻も早く更新手続きをしないと。私は事務局に帰ると、さっそくネットで更新手続きが過ぎた場合の手続を調べた。ふむふむ、更新じゃなくて、失効なのか。でも期限が切れて6か月以内なら、比較的簡単に免許の復活ができるらしい。
詳しい手続きを聞こうと、明石市にある運転免許更新センターの代表番号に電話した。用件を説明すると、「それでは係の者に代わります」
そこまでは普通だったのだが、その「係」の男性がすごく変だった。電話に出るなり、「ハア、ハア、ハア」と息を切らしている。私が、「免許の期限が切れてて...でも、はがきが来なかったんです」と言うと、まだ「ハアハア」言いながら、「いいですか。(ハアハア)平日の11時?~11時半に免許試験場に来てください。(ハアハア)必要なものを言いますよ。」と、持ってくるべきものを挙げていく。私はあわててメモを取った。10時からなのか、11時からなのか、よく聞き取れなかったのだが、もう一度聞くと怒られそうで、やめておいた。
なるほど。警察は忙しいらしい。はがきが来なかったのも、そのせいかもしれない。
幸い、その翌々日、仕事を空けることができたので、さっそく免許試験場に行った(もちろんバスで)。電話であんな調子だったから、よほどごった返しているのだろう、と思ったが、そうでもなく、免許失効者向けの対応はスムーズに行われていた。あの担当者はどこにいるのだろう。何がそんなに忙しかったのかな。
この時、窓口で、更新期限が切れた理由を聞かれたので、「はがきが来なかったんです」と言ったが、係の人は別に驚いた様子は見せず、黙ってうなずいただけだった。やっぱり、はがきが来ないことはあるんだ。一時期、よほど大変だったに違いない。警察でクラスターでも発生したのかもしれない。
一つよかったのは、私はスピード違反で6点取られていて、本来なら免停講習を丸一日受けなければいけないはずだったのだが’(少なくとも捕まった時のおまわりさんはそう言っていた)、何がどうなっているのか、普通の違反者向け2時間講習で済んだことだ。これがコロナによる混乱のせいだとしたら、ラッキー、と言わざるを得ない。
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